キーボード操作の基本と練習方法:タイピングが早い=お金が儲かる


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16:25 ~ 19:30頃  タイピングサイト紹介と実演
19:30頃 ~     キーボードショートカット実演

タイピング(キーボードによる文字入力)が遅いとメールを書くのも、Webサイトの記事を書くのも、何かのサービスに登録するにもすべて時間がかかってしまいます。

逆に、タイピングが早ければ、それだけですべての作業の速度が上がるので、極端に言うと人生で使える時間が増えお金が儲かります。

これからの時代「足が速い」よりも「タイピングが早い」方が重要になることは間違いないでしょう。

タイピングだけでなく、普段からよく使う「コピー&ペースト」などのキーボードショットカットについても合わせて解説します。

得られる結果 正しいタイピングの方法と練習の仕方、よく使うキーボードショートカットが分かる
費用 無料
要否 キーボード操作はすべての基本 習得必須

■目次
・タイピングが速い = お金が儲かる
・タイピングが速いとIT上級者に見える
・タイピングとキーボードの歴史
・タッチタイピング、ブラインドタッチの方法
・タイピング上達のための正しい練習方法
・最重要キーボードショートカット

■タイピングが速い = お金が儲かる
今後私たちがパソコンとインターネット活用していく際に、最も基本的なスキルとなるのが「タイピング・キーボード操作」です。

「タイピング」とはキーボードによって文字を入力することを言います。

今後、パソコンやインターネットがますます身近になってくると、私たちがキーボードで文字入力する機会は増えていくでしょう。

仮にタイピングの速度以外はまったく同じ能力を持った2人がいたとしても、タイピング速度の違いによって日々の作業スピードには差ができます。

1日での差は小さいかもしれません。

ですが、1か月、1年、3年と積み重なっていくうちに、タイピング速度による生産性の違い、そしてそれによって生み出されるお金、人気、得られる尊敬の量も圧倒的な差がついてくることは明らかです。

また、タイピング速度に加え、「コピー&ペースト」のような非常によく出てくる操作をスムーズに行えることも重要です。

例えば、Webサイトやブログを作っていると、あるところに書いたことを別の場所にも書くという場面が頻繁に出てきます。

そのときにいちいち入力しなおしていては二度手間、三度手間になります。

特に、それがメールアドレスのようにアルファベットの羅列だったりすると、タイプミス(入力ミス)に気づきにくいので、あとで「やば。間違ってた」ということが起こりえます。

また、いちいちマウスで右クリックして「コピー」をクリック、そして貼り付けたい先でまた右クリックして「貼り付け」をクリックなどをやっているのは時間がかかってしょうがありません。

一方、あとで詳しく解説しますが、コピーは「Ctrlキー + c」、ペースト(貼り付け)は「Ctrlキー + v」と知っていれば、コピーして貼り付けるのは一瞬で終わります。

■タイピングが速いとIT上級者に見える
なので、タイピングと非常によく使うキーボード操作は必ず最初にマスターしておく必要があります。

タイピング、キーボード操作をある程度マスターすると、それだけでパソコンに詳しくない人からはあなたがITマスターに見えるので尊敬されます。

また、タイピングが早くなってくると、いつの間にかパソコンやインターネットに対する苦手感、抵抗感のようなものが消えていることにあなた自身が気づくでしょう。

キーボードを見ないで素早く文字を入力し、キーボード操作もある程度使いこなしている。

そんな自分のセルフイメージができることで、あれほど「苦手、できない」と思っていたパソコンやインターネットの活用が、「なんだ簡単じゃん」と思えるようになり、どんどん楽しくなっていきます。

■タイピングとキーボードの歴史
タイピングとは先にも書きましたがキーボードによる文字入力のことです。

このとき、キーボードを見ずに入力することを、指先だけの感覚を使うということで「タッチタイピング」、見ないということで「ブラインドタッチ」と呼びます。

私が始めたころはブラインドタッチという言い方をよく聞きましたが、最近は言葉狩り(「ブラインド」というのが差別に当たる)の影響もありタッチタイピングということが多いようです。

さて、ここで一つあなたへの質問があります。

私たちが普段当たり前のように使っているキーボードですが、「なぜこの文字の配列なのだろう?」と考えたことはありますか?

私が家で使っているキーボードの写真が以下ですが、おそらくあなたがお使いのキーボードも同じ文字配列だと思います。

この文字配列を「QWERTY(クアーティー)配列」、QWERTY配列を持つキーボードを「QWERTYキーボード」と呼びます。

なぜこう呼ぶかといえば話は単純。

キーボードの上から2段目を左から読めばわかります。

現在世の中に出回っているほとんどのキーボードがこのQWERTYキーボードです。

QWERTY配列は、「タイプライター」という文字盤入力で紙に文字を打っていく昔の機械から受け継がれています。

このQWERTY配列には、「あまりに早く文字を入力しすぎると、アームというタイプライターの紙への印字部分が壊れてしまうために、わざと打ちにくい配列が混じっている」という面白い逸話があります。

他にも、「セールスマンが「TYPE WRITER」という文字を美しく素早く入力しやすくするために、1段目にこれらの文字がすべて配置されている」という話もあります。

いずれも真偽は定かではありませんが、確かにQwerty配列は英語圏での文字入力を考えたとき、完璧に効率的とは言えないそうです。

例えば、ドボラック(August Dvorak)博士なる人は、世の中の文章のアルファベットの出現頻度を徹底的に分析しました。

そして、その分析結果に基づき、キーボード入力の効率性を徹底的に追求した「dvorak配列」という配列のキーボードを作り上げ、特許も取得しました。

dvorak配列は、入力の効率性でQwerty配列にはるかに勝っているといわれており、キーボード入力の速さを競うタイピングコンテストではほとんどの優勝者がdvorak配列を使っているそうです。

ですが、dvorak配列キーボードが開発された当時には、すでにQwerty配列キーボードが市場のデファクトスタンダード(誰かが決めたわけではないけれど実質的な標準)になっていました。

そのため、今でも世の中の大半のキーボードはQwerty配列であり、dvorak配列キーボードを使っているのは一部の人に限られています。

私の周りにもdvorak配列キーボードを使っている人はいますが、そういう人はdvorak配列キーボードのことを「正しいキーボード」と呼んだりします。

もしそういう人を見かけたら話のネタに振ってみましょう。

■タッチタイピング、ブラインドタッチの方法
以上のような歴史はありますが、少なくともしばらくはQwerty配列キーボードが主流であることは間違いないでしょう。

なので私たちは、世の中に浸透しているQwerty配列キーボードでのタイピングを練習するのが正解です。

タッチタイピング、ブラインドタッチの習得は最初が肝心です。

スポーツでもそうですが、タイピングには正しいやり方があります。

あなたが今タイピングにあまり慣れていないなら逆にチャンスです。

最初から正しいフォームで練習すれば、タイピングはすぐに上達します。

タイピングの正しいフォームとは「ホームポジションと各キーを打つのに決められた指を守る」ことです。

まずホームポジションはキーボードへの手の置き方で、左手の小指から人差し指まで順に A, S, D, F と置き、右手は小指から人差し指まで順に +, L, K, J と置きます。

親指はスペースキーの辺りに置いておきます。

両手を置くと写真が撮れないので片手ずつですが、以下のような感じです。

キーボードの「F」と「J」の場所には何やら突起がついていると思いますが、それはその2つのキーがホームポジションに手を置くときの目印になっているからなんです。

そして、このホームポジションからどのキーをどの指で打つかはすべて決まっています。

キーボードの数字を除く文字入力の部分は3段に分かれていますが、ホームポジションの指でその左上と右下のキーを打ちます。

例えば左手の小指はホームポジションで「A」のキーに置かれていますが、「A」の左上の「Q」と右下の「Z」を同じく左手の小指で打ちます。

人差し指だけ特殊で、ホームポジションとその1つ横で空いている列も担当します。

文章で書くとややこしいですが、例えば左手の人差し指はホームポジションで「F」のキーに置かれているので、「F」の左上の「R」、右下の「V」に加えて、「F」の横の空いている「G」、「G」の左上の「T」、右下の「B」も担当です。

まとめると

左手小指:「A」「Q」「Z」
左手薬指:「S」「W」「X」
左手中指:「D」「E」「C」
左手人差し指:「F」「R」「V」「G」「T」「B」

右手小指:「+」「P」「?」
右手薬指:「L」「O」「>」
右手中指:「K」「I」「<」
右手人差し指:「J」「U」「M」「H」「Y」「N」

「覚えるのが大変」と思うかもしれませんが、ホームポジションから普通にそれぞれのキーを打ってみてください。

おそらく自然にやれば考えなくても上記のようになります。

ただし、「キーボードくらい自由に打たせてよ!」に関しては「断固として絶対ダメ」です笑

たまに人差し指だけで結構早いスピードでタイピングしている人がいますが、正しくない方法である程度早くなってしまうとそれに慣れてしまって正しいタイピングの方法に矯正するのが難しくなります。

正しいタイピングの方法はそれが最も合理的で効率的です。

スポーツであれば、正しい方法論はありながらも個人のセンスが入り込む余地がありますが、タイピングにはありません。

必ず最初から正しい方法で練習しましょう。

■タイピング上達のための正しい練習方法
正しい打ち方が分かったらあとは練習あるのみですが、練習にはインターネットにあるタイピングの練習サイトを使うのがおすすめです。

その時、以下の3つだけ守っていればすぐに上達します。

1.絶対にキーボードを見ない
2.短時間でもいいから毎日やる
3.修行と思わない

1.絶対にキーボードを見ない
タッチタイピングを上達させるためには、練習する際に絶対にキーボードを見ないことが大切です。

「え?どこにどのキーがあるか覚えてもいないのに見ないでどうやって打つんですか?」

確かにその通りです。

そもそも最初はキーボードのどこに打ちたいキーが配置されているか覚えてすらいないので、見ないとどうしようもない気がしますね。

そこで私がおすすめする方法は、以下のサイトのように画面上で打つべきキーがどこにあるか見えるようなサイトで練習することです。

タイピング練習 (日本語編) – Benesse マナビジョン

このサイトでは下の画像のように打つべきキーと使う指を画面上で確認できます。

これで、打つべきキーの位置が分からなくても画面を見て確認できます。

とにかくキーボードを絶対に見ないこと。

最初はほとんどキーの位置を覚えていないので画面の表示に頼りっぱなしかもしれませんが、それでもキーボードを見てはいけません。

三日もすればたどたどしくはありつつも、画面を見なくても思い出せるようになります。

2.短時間でもいいから毎日やる
これはそのまんまです。

ある日に集中して3時間やるよりも、毎日10分でもいいから続ける方が上達します。

これはスポーツを上達させるのに似ています。

例えば簡単な例ですが、私はボール3つでジャグリングができます。

小学生のある日、「ジャグリングができるようになりたい」と思って2時間くらい練習していたのですが、全然できませんでした。

それでその日はあきらめたのですが、次の日やってみたらすぐにできるようになっていました。

これは、当時の私が生理学的に言うゴールデンエイジだったことも関係あるとは思いますが、とにかく新しいことを覚えるときは毎日脳に刻み込むのが重要です。

上で紹介したサイトであれば1回5分なので毎日2回と決めてやるのもいいかもしれません。

3.修行と思わない
毎日続けるために大切なのがこのマインドです。

あなたがタイピングを上達させるのはパソコンやインターネットを使いこなすため、「IT技術を僕(しもべ)にする」ためです。

なのにタイピングの練習が苦痛になって「こんな苦しいことできない」などと思っていては、パソコンの方が私たちより立場が上のようではありませんか。

タイピングができるようになるとITへの苦手感、抵抗感がなくなるというのはこれが原因で、パソコンに苦手意識がある方は無意識にパソコンを「私には使いこなせないもの」と思い込んでいます。

ですが、パソコンはただの機械であり、私たち人間が作り出したものです。

そんなものに苦手意識を感じる必要はありません。

最初はたどたどしく、キーの配置も全然思い出せず、「これだ!」と思って打っても全然違うキーを打ったりします。

ですが、別にそれを気にする必要はありません。

僕にして使いこなす。

それを目指して毎日10分でもいいので、キーボードを見ずに淡々と練習を続けてみてください。

思っているよりもすぐに上達していることをお約束します。

■最重要キーボードショートカット
キーボードショートカットとは、キーボードの特定のキーの組み合わせによって、特定の機能をキーボード入力だけで実現することです。

これは言葉で見るよりもやってみて実感するのが速いので、以下の通りやってみてください。

まず、パソコンでメモ帳アプリか何かを開いて、そこになんでもいいので文字を入力します。

メモ帳アプリがよくわからない方はGoogleのページを開いて検索窓にとりあえずなんでもいいので文字を入力してみてください。

Google

そしてその文字を範囲選択します。

これは文章の末尾でマウスを左クリック後、クリックを離さずにそのまま文章の最初まで動かすとできます。

ここでマウスを右クリックして「コピー」というのを押すとコピーできますが、やはり若干動作に手間がかかります。

ここでキーボードショートカットの出番です。

同じく範囲選択された状態でキーボードの「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押します。

「Ctrl」キーは大抵のキーボードでは一番左下にあります。

これがキーボードショートカットの「コピー」です。

コピーされた文字はマウスを右クリックして「貼り付け」を選ぶとそこに張り付けることができます。

ですが、これもまた時間がかかるのでキーボードショートカットの出番です。

貼り付けのキーボードショートカットは、「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押すことです。

コピーしたい文字を範囲選択して、「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押してコピーし、貼り付けたい先で「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押して貼り付ける。

これがコピー&ペーストで、とにかくしょっちゅう出てきます。

キーボードショートカットで覚えるべきは実はこれだけです。

とにかくコピー&ペースト。

これだけ完璧に覚えてください。

コピー:「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押す
貼り付け(ペースト):「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押す

動画ではこのほかに以下の2つも解説しています。

全選択:「Ctrl」キーを押しながら「A」キーを押す
操作取り消し:「Ctrl」キーを押しながら「Z」キーを押す

タッチタイピングもキーボードショートカットもパソコンの最も基本的なスキルなので、とにかく早く身に着けてパソコンを僕にしましょう。


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